横断型教育部門

-専門に横ぐしを通す学びを-

横断型教育部門長 池田光穗

何ごとも一つの分野、一つのことを深く、そして集中して学ぶことは大事です。物事への関わり方において、腰を据えた、一本の芯を持つことは重要です。しかし、自然の現象、社会の動き、人の気持ち、等々、すべてはさまざまな要素の混合体であり複雑系です。

問題解決にあたっては、専門を異にする複数の人が協力することが賢明な方法です。しかし、異なった分野の人たちが相互に対話するためには、互いの理解を深めるためのコミュニケーションスキルが必要であり、開放的な学びの姿勢をもった知の鍛錬を、他分野、異分野との知的交流を普段から行うことが求められます。それが大学教育に対する社会的ニーズともなっており、新たな学びのあり方になってきています。学際的な視点からの基礎的な学び、専門分野での探求から気づく高度な学び、現実の諸課題を解決するための実践的な学び、等々、始めるのはいつからでも、理由は何でも良いのです。

大阪大学では、さまざまな研究が日々行われています。大阪大学で提供されている教育プログラムは、そうした研究のアウトプットであり、応用であり、実験的試みです。分野は違えども、否、違うからこそ学ばない手はありません。深く、しかしまた時には広く、専門に横ぐしを通して学ぶことによって得るものは間違いなく大きいです。大阪大学は、新たな学びに積極的に挑戦しようとする人たちに、全学的な支援のもと魅力的な科目とプログラムを提供していきたいと考えています。

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