数学の楽しみ(原 靖浩)

2年次以降の数学の授業で困らないように、数学の基礎的なことを学ぶ授業です。特に論理について見直し、高校から大学への橋渡しを行います。「数学の楽しみ」の工夫について、原先生にお話を伺いました。

基礎情報

授業形式
講義, グループワーク, 演習
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シラバス

教員の準備・工夫

数学という学問に適した形でのアクティブラーニングが行われています。春〜夏学期は基礎の確認のための問題(1時間半程度で終わるもの)が出されますが、秋〜冬学期にも「数学の楽しみ」が開講されていて、そこではグループ課題(命題が使われている場面はどこか等)が通算で4回ほど出されます。グループ課題では、課題ごとにグループを変えたり、課題担当者を変えたりすることで、できる人だけで授業が完結しないよう配慮されています。その他にも、レポートを学生同士で批評させ、教員がフォローすることにより、教え合いの雰囲気が生み出されています。

課題としては、いわゆる数学の問題だけでなく、「〜が世の中でどのように使われているか」といったものも出されます。授業自体は、大学1年生の数学をステップごとに例を出しながら進められます。特に例は印象に残るような、直観とずれのあるようなものが挙げられます。高校では検証に足らないと切り捨てられていたような例や、間違えやすい例が紹介されることもあります。