映像表現入門(浅井 和広)

受信者として接することの多い「映像」。作り手/発信者の視点に立つと、発信者>受信者という力関係を発見することができます。映像のもつ力を多角的に見つめ、自らでアイデアを作る/考える/思考すること。そのためにアンテナを常に広げるということ。自己表現方法を身につけること。協調すること。挫折すること。そんな目的をもって実施される「映像表現入門」の授業を体験してきました。

基礎情報

出席人数(取材当日)
19
授業形式
グループワーク, 動画視聴, プレゼンテーション, 創作活動
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テーマの例
プロモーションPV(課題提出)のためのグループでの作業、上映会、評価。各グループで作った映像を鑑賞し、意見を出し合う。
シラバス

教員の準備・工夫

授業の内容と進行

グループは、活動ごとにグループ替えをランダムに行っている。

配布資料

特になし。

教員の工夫

授業実施のその時々に話題になっているものと、古典的なものの両方を学生に伝えているそうです。「暗記する」というよりも、どのように感じたかという「気づき」を大切にしており、学生主体の授業となるよう心がけているそうです。そのため、互いに映像を鑑賞して意見を言い合う機会が与えられます。また、教材や参考資料(映像)は学生自身が見つけ、そこから学び取り考えるようになっています。問題に対する解決手段は自分たちで考えていくよう、教員からの手助けは最小限にとどめられています。

学生の行動

事前課題(予習課題)

上映(課題)のための準備をする。プロモーションビデオを作る。

事後課題(復習課題)

今回は、来週以降の新たな映像(CM)のアイデアを考えてくる。

学生の様子

 グループで課題として課されている映像の発表、提出に向けて最終調整をしていました。4~5人のグループで活動していましたが、意見を出す人と出さない人が少し分かれている感じがしました。意見が活発に出ているグループでは、建設的な意見・アイデアを出し合い、とりあえず試してみるという積極的な学びを展開していました。意見が少ないグループでも、各々自分で貢献できると思う部分で貢献する、という姿勢が見られました。

 編集をする人、映像に出演する人、撮影をする人…etc. 分担しあい、また、グループで意見を交換しつつ、一つの映像を作り上げていました。