アカデミック・ライティング

大学に入ると多くの科目でレポート課題がでます。また、基礎セミナーやゼミで発表用のレジュメを作る必要もでてきます。このような、大学で求められる学術的な文章を書くことを、アカデミック・ライティングといいます。

このページでは、アカデミック・ライティングを実践するためのノウハウが詰まった小冊子をダウンロードできます。拡大文字版・白黒反転版・ふりがな付き版教員向けマニュアルもご用意しました。

新入生の皆さんの多くは、学術的な文章を書いた経験が乏しく、不安に思っているのではないでしょうか。「○○について、4000字でレポートを書きなさい」とか、「テキストの△章の内容を発表できるようA 4用紙で4~5枚くらいにまとめたレジュメを作りなさい」といった課題が出ると、多くの新入生が、どうしていいかわからず途方にくれるようです。「字数が埋まらない!」、「書くことが無い!」、「どう書き進めていいかわからない!」と嘆きたくなります。

相当な分量のアカデミック・ライティングをするためには、適切な手順を踏まず、適当に書き出してもうまくいくはずがありません。そのような皆さんのために、どのような手順でライティングをしていけばいいのかを紹介し、皆さんが課題を進められる手助けをすることが、この小冊子の目的です。

手順を踏んで少しずつ練習していけば、アカデミック・ライティングは恐れる対象ではなく、自分の向上を実感できる楽しみな体験となるはずです。

さあ!始めてみましょう!

阪大生のためのアカデミック・ライティング入門(第4版)

阪大生のためのアカデミック・ライティング入門 表紙

  • アカデミック・ライティングが、一種の自己表現であり、誇りと喜びをもって取り組めるものであることを強調しました。
  • 学問への扉(マチカネゼミ)受講時に役立つ、アカデミック・リーディング法を紹介する内容を増強しました。
  • 与えられた課題から、レポートのアウトラインを作っていく作業手順をより詳細に説明しました。
  • 大阪大学内の学習支援の案内をしました。

目次

  1. はじめに
  2. アカデミック・ライティングとは
  3. 学びの成果に誇りを持とう
  4. 手順に従い進めよう
  5. 調べよう・実験しよう
  6. 骨組みを決めよう
  7. レポートを組み立てよう
  8. 形式を整えて提出しよう
  9. おわりに
  10. 提出前 チェックリスト

ダウンロードはOUKAからお願いします。

阪大生のためのアカデミック・ライティング入門(第4版)拡大文字版・白黒反転版

第4版では、小さな文字を読みにくかったり、白黒反転の文章のほうが読みやすかったり、ふりがなが付いていた方が読みやすかったりする方の為に、大きな文字で組み直したもの、さらにそれを白黒反転したもの、大きな文字のすべての漢字にふりがなを付けた(総ルビ)もの、をご用意しました。
それぞれ、PDFはA4版の設定になっています。

「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」
ライティング指導教員マニュアル(第3版)

「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」ライティング指導教員マニュアル 表紙

大学生に書く力を獲得させる教育の必要性は、近年特に主張されているところです。大阪大学でも、これまで以上にアカデミック・ライティング教育を推進していく必要があります。

このマニュアルは、上記掲載の小冊子を利用し、ライティング教育を試みられる大阪大学の教員の参考になればと思い、作成したものです。筆者らが講習会や基礎セミナーで教育実践した際の経験や受講生からのフィードバックで得られた知見を共有し、各自が教育に当たられる際の資料としてくだされば幸いです。

目次

  1. はじめに
  2. 大阪大学 アカデミック・ライティング教育の現状
  3. 学生配布小冊子の紹介
  4. ライティング指導すべき項目案
  5. 1コマ90分で基本的な説明をする場合の提案
  6. ルーブリックを作りましょう

ダウンロードはOUKAから。上記マニュアルの他、パワーポイントファイルや作業シートもダウンロードできます。