データでみる多言語カフェ
全学教育推進機構では、学期中のお昼休みに、外国語での会話を楽しむ 多言語カフェ を開催しています。開始当初は3種類だった言語も、レギュラー6種類、要望に応じて開催したポップアップカフェを加えると9種類まで増加しました。開始からの12年間をデータで振り返ります(字数の都合上、学期の名称は前期・後期で統一します)。
まず、参加者の推移をご紹介しましょう。英語カフェは、1回あたりの平均参加人数が前期20人前後、後期13人前後と当初から安定した人気で、2017年から2019年には後期も順調な伸びを見せました ()。
一方、英語以外の言語は、開催回数が少なかったこともあり、定着するまでやや時間がかかりました ()。2017年より、開催回数を増やしたほか、記念品がもらえるポイント制の導入効果か、のべ参加人数に加え1回あたりの平均人数も増加しました。2020年は、COVID-19の拡大により4月の開催を断念、その後もオンライン開催とした影響で、参加人数が急落しました。ただ、入国できなかった留学生はじめ、コミュニケーションの機会を失った学生に、学生間の交流の場を提供できたことは大きな成果だと考えています。その後、対面での開催を徐々に再開し、現在はほぼすべて対面で開催しています。現在、英語以外の言語の参加人数は2019年度と同水準にまで回復、英語についても復調傾向にあります。
つづいては、多言語カフェの進行役を務めるチューターのデータです。 は、多言語カフェの会場 Quartier Multilingue のガラス窓の世界地図に、2021~2023年度のチューターの出身地をプロットしたものです(デザインの都合上、不正確な点があることはお許しください)。橙色の円の面積が各国・地域出身のチューターの人数(年ごとにカウントしているので、同じ人が2回含まれることもあります)を表しています。世界中の留学生がチューターとして参加しているため、各地域の風習や学校事情などを聞けるのも、多言語カフェの魅力です。
多言語カフェの詳細は、 こちらのページ および Quartier Multilingue 周辺の掲示板でお知らせしています。大阪大学構成員の方は、ぜひお気軽にご参加ください。