建築・町を見る(飯田 匡)

街を歩くと、様々な建築物が眼に入ります。ふだんは表面のデザインに注目しがちですが、その背景にはその地域の経済事情や人々の暮らしがあります。この授業では、大阪・神戸・京都などの街について歴史をはじめとする背景を学び、実際に歩きながら、街にある様々な課題について自分なりの解答をさがします。

「建築・町を見る」という授業の理念について、飯田先生にお話を伺いました。

基礎情報

授業形式
フィールドワーク
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テーマの例
ディスカッション。これまでの3回の実習(神戸、京都、大阪の街歩き)で提出したレポートについて、5分程度で発表する。発表に対して、教員等がフィードバックを与える。
シラバス

教員の準備・工夫

配布資料

建築MAPの資料の貸し出し、見学する地域の資料。本、しおり。

教員の工夫

建築学の中の3つの分野(計画、構造、空間)の教員がレクチャーを行うことで、多角的な視点を持つことができます。「グランフロントの2期工事はどのようにすればよりよくなるか」など具体的な課題を設定することで、自分なりに考えてもらう機会を設けています。課題に対しては、学生それぞれが自分なりの解答を探索し、レポートにまとめます。レポートは採点して、次の授業の始めに返されます。アカデミックに書けているかといった点もチェックされ、チェックシートによるフィードバックが行われます。

学生の行動

事後課題(復習課題)

レポート(3回分)、発表準備。しおりをしっかり読む。本を読む。

 まちづくりには専門家だけでなく、‘市民の声’も重要なので、他学部の学生も意見を持ってほしいと考えています。市民が作る町作りとはどういうものか、理解してもらうこともこの授業の目標の一つです。