株式会社ダイセルとネーミングライツに関する協定を更新しました

国立大学法人大阪大学(所在:大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下大阪大学)と株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河義美、以下ダイセル)は、「DAICEL Studio」(豊中キャンパス全学教育推進機構サイエンス・コモンズ Science Studio A)のネーミングライツ(命名権)取得に関する「ネーミングライツに関する協定書」(以下「協定」)を令和5年3月1日に更新しました。新たな協定期間は、令和5年4月1日から令和8年3月31日までの3年間です。

大阪大学とダイセルは、豊中キャンパスで学ぶ学生や教職員等が利用する同施設のネーミングライツに関する協定を令和2年3月に締結し、同施設は、同年4月から令和5年3月まで「DAICEL Studio」の愛称が付与されていました。協定締結後、「DAICEL Studio」は、阪大生をはじめとする多くの利用者に親しまれてきました。

今回の協定更新は、様々な企業・団体との新しい共創の仕組みを構築することで、循環型社会の構築を目指すダイセルと、中長期的な経営ビジョンである「OUマスタープラン」を基盤として、「生きがいを育む社会の創造」に貢献するために、多様なステークホルダーとの共創を推進している大阪大学が、今後も連携の取り組みを継続・強化することで、一致したことによるものです。

サイエンス・スタジオAは、約9千人が通学通勤する豊中キャンパスのメインストリートの中央に位置しています。本学の1年生約3,400名が通学する全学教育推進機構実験棟の1階にある化学実験教室を、平成28年11月にアクティブラーニング向けスタジオに改修した新鋭教室です。理系の基礎教育を推進する実験棟にあるサイエンス・コモンズの一角であり、サイエンスに関するイベント、授業や学生の自習スペースとして日々活用され、高校生も含めた科学に関する知識等の普及と共創のために利用されているスタジオです。

一方、ダイセルは大阪を創業の地の一つとし、化学を中心としたモノづくりを通じ、世の中に貢献する価値を生み出し続けてきました。創業100周年を迎え、さらにその幅を広げるべく、挑戦を続けています。

「DAICEL Studio」の開設は、これらサイエンス・スタジオAのこれまでの活用主旨と、「化学」を中心に未来を切り拓こうとするダイセルの姿勢が合致したことに始まります。これまでもダイセルと本学は、共同研究講座の設置など、様々な面で協力をしてきました。今回の協定を機に、教育研究環境のより一層の充実に取り組むとともに、産学連携をさらに強化します。

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