講演概要

累計6万人以上の学生と1,400社を超える企業が利用する新卒オファー型サービス「OfferBox」を生み出した株式会社i-plug。そこで代表を務める中野氏が起業を決意したきっかけは何か、起業に至った経緯、創業期の苦悩を乗り越えた先に見えたもの、そしてこれからの挑戦とは？自身の体験をもとにした実践知をお話いたします。

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スピーカー

中野智哉　株式会社i-plug　代表取締役社長

2001年 中京大学経営学部経営学科卒業 2012年 グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA) 経営戦略、人事戦略、ファイナンスを選考。インテリジェンス10年間で求人広告（転職サイトDODA、アルバイトサイトan ）の企画営業に従事。小企業から東証１部上場の大企業まで企業規模・業界問わず採用市場全般を経験。また同社内で採用面接も5年間実施。新人研修・メンターも5年間実施。2012年4月に株式会社i-plugを設立。新卒採用求人サービス「OfferBox」を運営。

コーディネーター 松行輝昌　大阪大学准教授

主催　大阪大学EDGEプログラム　後援　大阪大学全学教育推進機構　協力　大阪大学21世紀懐徳堂

開催報告

OfferBoxを提供するi-plug社代表取締役中野智哉さんをお迎えして講演会を開催しました。就職活動で企業からの逆オファーという制度を成立させたOfferBoxは流動性の低い日本の労働市場を変えうる重要なサービスだと思います。このようなプラットフォームを思いつく人は世の中にたくさんいると思いますが実際にそれをサービスにして軌道に載せるのは至難の業です。OfferBoxはアンケートやインタビューなどで顧客のニーズを的確に把握し、学生と企業のマッチングプラットフォームをつくりあげています。リクナビに代表されるように、ネット上では無制限にエントリーすることができます。OfferBoxはこれをIT化のデメリットと捉え、企業のオファーの数に上限を設けており、これがプロットフォーム形成に重要な役割を果たしているということです。このように世の中の変化の本質を捉える能力がこれからの時代ますます要求されるようになると思います。