第1回共通教育科目別 FD 実施責任者会議(平成24年度)実施報告
平成24 年6月 29 日(金) 14 時50 分より、全学教育推進機構中会議室において、 平成 24 年度第1回共通教育科目別 FD実施責任者会議を開催した。出席者は実施責任者等( 20 名)中 16 名および専任教員7名を含むであった。
共通教育科目別 FDは、FDの義務化を受け、より実効性のある活動を目指して平成20 年度より実施している。今回の会議では、今年度の実施方法等について議論を行った。最初に科目別 FD実施の趣旨について説明が行われた後、科目FDの実施内容・方法について説明がなされた。実施体制については、授業評価アンケートの「くくり」を基本として部会(ないしは小部会)を構成し、そこを単位として何らかのFDを実施し、報告書の提出を求めるという昨年度までの方式を基本にして実行することとした。実施内容については過去4年の「共通教育科目別FD実施報告書」などを参照して各部会で実情に応じて決めることとした。
前年度3月に開催された実施責任者会議での提案を踏まえて、今年度は重点項目として「不正防止策」と「成績評価の経年変化の分析」を設定した。これらのテーマをめぐり意見交換を行い、各部会での FDに必要な資料やデータについて、可能な範囲で機構が用意することとした。科目別 FDの実施方法等については、例年通り2月末までに各部会で何らかの FDを実施して実施報告を提出し、3月に実施報告集の簡易版を、5月に完成版を刊行すること、簡略版をホームページに掲載することとした。次回会議は3月に予定し、その間に各部会で FD活動を進め、報告・情報交換を行うこととした。実施報告のフォーマットも今回の会議での議論を踏まえて若干変更を加えることとした。
科目別 FDも今年で 5年目を迎え、部会だけでは解決できない問題も明らかになってき た。今回の会議ではこの点に関して積極的な意見が出された。そのような問題については 実施報告で明記し、第 2回の実施責任者会議で問題を共有して重点的に議論し、然るべき対応を取るべく努力することとした。単なる実施から実際に教育改善がなされるよう、今回の議論を強く認識し、いっそう充実した科目別 FDとなるよう機構としても必要な条件整備に努めていきたい。
タグ: 報告