藤田和樹教授が第29回全日本パワーリフティング選手権で入賞しました

全学教育企画開発部全学共通教育部門の藤田和樹教授が、第29回全日本パワーリフティング選手権(マスターズ部門)に出場し93㎏級で2位に入賞しました。

以下、出場直後の藤田教授からのメッセージです。

令和6年7月13~15日、長崎県対馬市で開催された第29回全日本パワーリフティング選手権(マスターズ部門)に出場し93㎏級で2位に入賞しました。ウエイトリフティング(重量挙げ)競技と異なり、パワーリフティング競技はオリンピックに採用されていないため一般の方が目にする機会はほとんどありません。パワーリフティング競技について簡単に説明すると、スクワット(下半身の種目)、ベンチプレス(上半身の種目)、デッドリフト(背中と下半身の種目)を各3試技行い、各種目の最大挙上重量の合計により順位が決まります。ウエイトリフティング競技がバーベルをすばやく挙上するスピード重視の種目であるのに対して、パワーリフティング競技はウエイトリフティングよりも重い重量をゆっくりと挙上する力重視の種目といえます。ちなみに、全日本選手権の120㎏超級には、スクワット300㎏、ベンチプレス300㎏超えという人間業でない重量を挙げる選手も何人かいます。

パワーリフティング競技には自己の限界以上の重量を挙上するために開発された様々なウェア(ギア)があり、ギアの着用が認められるフルギア(equipped)部門と着用が認められないノーギア(classic)部門があります。今回私が参加したのはノーギア部門の全日本選手権であり、フルギアの大会より挙上重量は軽くなりますが、装具に頼らないという点では(機械)ドーピングフリーの真の日本一を決める大会といえます。結果は、優勝者の550㎏に対して私の記録は485kgであり、2位とはいえ大差がついてしまいました。しかし、失敗試技にはなったものの重量自体は530kg挙上できており、来年は細かいミスで失敗を取られないよう(例えばスクワットのしゃがみ込みが数センチ足りないとか)日ごろから細かい点に意識して練習に取り組み、優勝を目指したいと思います。

なお、同大会は今年度後半に開催される世界マスターズ選手権など国際試合の選考会を兼ねており、上位入賞者は出場することができます。しかし、今は全身のあちこちが筋肉痛(筋障害)や関節痛のため、参加するかどうかは今後のリカバリー次第です(今は、散歩中に動かなくなった体重40㎏の愛犬を持ち上げるのも苦痛です)。もし、国際試合に参加することになった場合はまたご報告しますのでよろしくお願いします。

参考

公益社団法人日本パワーリフティング協会 (JAPAN POWERLIFTING ASSOCIATION)

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