ブックコレクション5周年記念イベント 「ソーシャル×読書~つながる時代の本とのおつきあい」

部屋のなかで、ひとり読書に没頭する。読書には長らく、そんなイメージがつきまとってきました。しかしいま、そんな読書の姿が大きく変わりつつあります。読んで面白かった本をお互いに紹介しあうビブリオバトル。ごくふつうの読者が本の感想を投稿することで、オンライン上に読み手のコミュティを作り出している書評ブログ。そこに共通しているのは、おのおのが読書体験を共有すること、そのことによってあらたなコミュニケーションが生まれていること、そして本が人と人をつなぐメディアとなっていることです。それは現代のあらたな読書術といえるかもしれません。
「つながり」や「コミュニケーション」がキーワードとなっている現代、本を読むことはどう変わりつつあるのでしょうか。大阪大学では2014年より、教員と学生が書評を競う企画「ブックコレクション~教員vs学生団体【書評対決】」を実施してきました。今回はその5周年企画として、特別ゲストに漫画家の蛇蔵さんをお招きし、ソーシャルな読書の可能性とその魅力について考えます。
- 開催日時
- 2018年6月29日(金)19:00~21:00(開場18:30~)
- 会場
- アートエリアB1(京阪電車中之島線・なにわ橋駅地下1階コンコース)
- 定員
- 60名程度(入退場自由・当日先着順・参加無料)
ゲスト


松行輝昌(大阪大学共創機構産学共創本部・特任准教授)
大阪大学全学教育推進機構准教授などを経て現職。専門はミクロ経済理論。長年、大阪大学における(高度)教養教育を担当してきた。現在は、イノベーション教育や大学発ベンチャー育成に携わっている。自身が読書愛好家であり、これまでショセキカプロジェクトやブックコレクションなど本に関する新しい企画に参画してきた。
泉原真(大阪大学生協書籍部)
一般書店勤務を経て大阪大学生協書籍部に勤務して6年目。現在の主な業務内容は店舗運営や教科書販売。ブックコレクションにおいては毎月の書評冊子の作成を担当している。
今坂朋彦(大阪大学文学部2回生)
大阪大学文学部2017年入学。大阪大学ビブリオバトルサークル「阪大ビブリオバトル」を2017年8月に設立し、代表に。2018年4月、ブックコレクションに学生団体として参加。
カフェマスター
中村征樹(大阪大学全学教育推進機構・准教授)
東京大学助手、文部科学省科学技術政策研究所研究官などを経て現職。大阪大学では、学生の主体的な「学び」を促す教育に取り組んでいる。その一つ、ショセキカプロジェクトでは、書籍の企画から編集・広報まで学生が全面的に関わり、その成果として『ドーナツを穴だけ残して食べる方法 穴から覗く大学講義―越境する学問』を出版した。
ブックコレクション~教員VS学生【書評対決】~とは
教員と学生団体が毎月それぞれ“おすすめの5冊”の書評を執筆&展示販売(豊中書籍ショップ・吹田本部前ショップ・箕面シャンティショップにて)し、その売り上げによって勝敗を競う、教職員×学生×図書館×生協のコラボ企画です。
ウェブサイト:http://www.osaka-univ.coop/event/07_4.html
ラボカフェとは
「ラボカフェ」は、京阪中之島線"なにわ橋駅"構内のコミュニティースペース「アート エリアB1」で、大阪大学が開催しているレクチャー&対話イベント。大阪大学の教員らがカフェマスターとなり、平日夜を中心に、哲学、アート、科学技術、 鉄道、マンガ、スポーツなど、多岐にわたるテーマで、ゲストや参加者のみなさんで語り合うカフェプログラムを提供しています。
アートエリアB1とは
京阪電車中之島線建設中の2006年から、企業・大学・NPO法人が協同して、都市空 間における駅の可能性を模索する「中之島コミュニケーションカフェ」を実施。これを継承して2008年10月19日の開業を機に、なにわ橋駅の地下1階コ ンコースに「アートエリアB1」を開設しています。ここでは様々なプログラムを実施し「文化・芸術・知の創造と交流の場」を目指しています。
ウェブサイト:http://artarea-b1.jp/
主催:大阪大学全学教育推進機構、アートエリアB1(大阪大学+NPO法人ダンスボックス+京阪電気鉄道(株))
後援:大阪大学生活協同組合、大阪大学共創機構社学共創本部21世紀懐徳堂
連絡先:ブックコレクション企画運営委員会(bookcollection[at]celas.osaka-u.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください)