サービス・イノベーションへの挑戦 -勘と経験から、科学への進化- (アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ)

フードサービスの世界にIoTを導入するがんこフーズサービス副社長新村猛氏の講演会を10月11日(火)18時30分より開催します。サービスビジネスとデータサイエンスを融合させるイノベーターによる熱いトークをお贈りします。一般公開無料の講演会です。是非ご参加下さい。
講演概要
サービス産業はGDPの70%以上を占める重要な産業であるにもかかわらず、労働生産性が低いことが大きな課題となっています。熟練従業員(職人)の勘と経験に基づいてサービスを設計、提供してきたことがその大きな要因とされてきましたが、21世紀に入り、生産性を上げるための科学的・工学的アプローチの導入が世界中の潮流となり、急速に研究が進展しつつあります。本講演では、労働集約型サービス産業におけるサービス工学の適用事例について概説します。
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スピーカー
新村猛 がんこフードサービス株式会社 取締役副社長
1990年アルバイトとしてがんこフードサービス株式会社に入社。調理、営業、人事、経営企画を経て、2003年取締役管理本部長、2013年取締役副社長(現任)。立命館大学客員教授、国立研究開発法人産業技術総合研究所人間情報研究部門客員研究員、一般社団法人関西経済同友会調査企画部会委員等を併任。筑波大学大学院博士課程システム情報工学研究科修了。博士(工学)
「寿司屋バイトからデータサイエンティストへ。異色な経歴のがんこフードサービス副社長が描く「200年後のレストラン」が面白い」
- 日時
- 2016年10月11日(火) 18時30分~20時00分
- 場所
- 大阪大学吹田キャンパス 産連本部D棟 2階会議室
- 対象
- 一般公開
- 料金
- 無料
- 申込み
- 氏名、所属、メールアドレスを明記の上、件名を「新村氏講演会」とし、edge
宛てにメールをお送りください。
コーディネーター 松行輝昌 大阪大学准教授
主催 大阪大学EDGEプログラム 後援 大阪大学全学教育推進機構 協力 大阪大学21世紀懐徳堂
開催報告
10月11日に関西の皆さんにはおなじみのがんこ副社長の新村猛さんによる講演会を開催しました。学生時代にバイトをしていたがんこに入社し、上場などを経験しながらがんこを成長させて来ました。元々研究者志望だったという新村さんは激務をこなしながらMBAと博士を取得しました。現在は副社長という地位にありながら現場にIoTを導入しそれをもとにサービスサイエンスの研究の最前線にも立っています。ビジネスと学術研究を高いレベルで良質させる新村さんには凄みを感じました。講演ではサービス精神が溢れ、がんこの現場でのエピソードも盛りだくさんの内容でした。その一方サービス科学についてもわかりやすい解説があり、「お腹いっぱい」の一夜でした。