大企業でイノベーションを起こすには(アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ)

大企業ではなぜ新規事業が失敗するのか、成功するための条件として何が必要なのか。1000人で1000億円の市場で戦うことと、10人で10億円の市場で戦うチームを100チーム作ることは本質的には同じであると学生時代に考えていました。ソニー入社一年目の新入社員でどうやって新規事業を立ち上げて、国内のクラウドファンディングで初の1億円を超える支援額を集めたのか、自身の経験をもとに話したいと思います。その過程で10人で10億円の市場で勝負することがなぜ難しいのか、それを解決するために何をしてきたのか、講演できると幸いです。これから大企業で活躍する学生も多くいるかと思いますが、大企業で事業を立ち上げたい方やベンチャーで自分のやりたいことをするのか大企業でするのか迷っている方に是非聞いて頂きたいです。

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スピーカー

對馬 哲平 ソニー株式会社 新規事業創出部 wena project リーダー

ソニー株式会社 新規事業創出部 wena project リーダー。1989年11月生まれ、大阪府出身。2014年大阪大学大学院工学研究科卒業後、同年ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)入社、機構設計部へ配属。配属直後の研修にて、腕時計のバンド部分に機能が集約されたwena wristの構想と試作機を披露した。その後、“人々にもっと違和感なく、自然に電子デバイスを身に付けてもらいたい”というビジョンを掲げ、有志を集めて業務外での活動を開始。入社1年目でソニーの社内スタートアップ・オーディションを勝ち抜き、2015年3月よりソニー(株)新規事業創出部の統括課長としてwena projectを立ち上げた。同年8月より第一弾の製品であるwena wristのクラウドファンディングで支援を受け付け、日本国内の最高記録を樹立。その後2016年3月より出荷を開始し、現在は一般販売に向けて準備を進めている。

日時
2016年7月7日(木) 18時~19時30分
場所
大阪大学吹田キャンパス テクノアライアンス棟1階ホール
対象
一般公開
料金
無料
申込み
氏名、所属、メールアドレスを明記の上、件名を「對馬氏講演会」とし、edge@マーク以降はcelas.osaka-u.ac.jp宛てにメールをお送りください。

コーディネーター 松行輝昌 大阪大学准教授

主催 大阪大学EDGEプログラム 後援 大阪大学全学教育推進機構 協力 大阪大学21世紀懐徳堂

開催報告

7月7日(木)に大阪大学吹田キャンパスで對馬哲平さん(ソニー株式会社)をゲストに迎え、講演をして頂きました。對馬さんは大阪大学大学院工学研究科を修了し、入社した1年目に社内の新規事業創出プログラムに応募し、wena wrist (http://wena.jp) という新しいコンセプトのウェアラブルを開発しました。この日は對馬さんの大学時代の話からwena wristの開発経緯や今後の計画などについてお話を聞くことができました。色々なお話がありましたが、イノベーションを起こすためのチームをつくる際に「純粋な思い」を持つことで協力者が現れるという部分が印象的でした。大阪大学の最近の卒業生ということもあり、この日は大阪大学学生、教職員が多く参加しました。学外の方も合わせて90名以上の方に参加頂き、会場からも多くの質問を頂きました。對馬さんにはイノベーターとしてますますの活躍が期待されます。

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